Astar Network提供のAstar zkEVMに対応し、企業のNFT活用サービス構築支援が可能に。スポーツ庁のテクノロジー活用推進事業で実証
デロイト トーマツ グループのデロイト トーマツ コンサルティング合同会社(以下、デロイト トーマツ/代表執行役社長:佐瀬真人)は、保有しているNFT開発ツールを、Stake Technologies Pte. Ltd.(代表:石川 駿、以下「Astar Network」)およびStartale Labs Pte. Ltd.(代表取締役CEO:渡辺 創太、以下「Startale Labs」)が提供する新たなブロックチェーン「Astar zkEVM」に拡張し、このほど、野球をテーマにしたNFTゲームアプリのプロトタイプを構築しました。この取り組みは、デロイト トーマツが、企業や団体のAstar zkEVMを使ったNFTを活用したサービス構築を支援した初の事例です。Astar zkEVM上における野球関連ゲームの構築としても初めてです。
デロイト トーマツはNFTサービス構築に必要となるブロックチェーン上の基本的なプログラムをAPIとして保有・提供し、2023年6月にはPolygon上で提供を開始したクリエイター支援プラットフォーム「LIFE LOG BOX」に導入するなど、様々なブロックチェーン上の効率的なサービス開発をサポートしています。
■ゲームアプリ概要
今回開発するゲームアプリは、デジタルを活用した野球の打撃練習システムについて、練習の成績に応じてNFTの「エンブレム」が付与され、アバターの成長をゲーム感覚で楽しめる仕組みです。将来的にはエンブレムを交換し合ったり、育てたアバターでチームを作って野球の試合に見立てた対戦ゲームを行う等、競い合って練習のモチベーションを向上させるゲーム要素を盛り込む予定です。
■**「ベースボールログコレクト(ベスログ)画面イメージ」**
****Deloitte Tohmatsu様のニュースリリースより引用(https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20240209.html)
■スポーツ庁「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」
アプリの開発は、デロイト トーマツが受託した令和5年度 スポーツ産業の成長促進事業「スポーツ×テクノロジー活用推進事業」によるものです。本事業は、DXやテクノロジーを用いてスポーツデータを活用することで、スポーツをより身近に感じることができる機会の提供や、スポーツの付加価値を高め、新たな収益源となるための実証事業を目的としています。中学生向け野球アカデミーの生徒を対象に、2024年1月から2024年2月にかけて実証事業を実施しています。
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/boshu/detail/jsa_00182.html
■Astar Networkとは
Astar Network はWeb3アプリケーションのプラットフォームです。Polygon Labsと協業しEthereumレイヤー2である「Astar zkEVM Powered by Polygon」を提供しています。Astar zkEVMはEVM互換よりも高い水準のEVM等価性を実現しており、EthereumやPolygon等の既存のコントラクトをコードの変更なしに使用することができます。また、Ethereumのセキュリティを維持しつつL2の高速処理・低ガス代による高いUXを可能にしています。 世界中のWeb3プロジェクトと協業し、ガスレストランザクションやスマートコントラクトウォレット、アカウントアブストラクションなどマスアダプションのためのサービスが提供されます。 国内外の大手企業と提携し、Web3時代のユースケース創出やゲーム・アニメ等日本のコンテンツのグローバル進出支援に取り組んでいます。
■Astar zkEVMとは
Astar zkEVMはブロックチェーン最大規模のユーザー数を有するEthereumの拡張機能であるレイヤー2技術を実装し、EVM環境と同等のEVM等価性を保持しています。本ブロックチェーンは、Astar Networkのエコシステムが提供してきた相互運用性に加え、ネットワーク上の取引処理を行う際にゼロ知識証明(zk Proof)と呼ばれる技術を活用することにより、高度な処理能力・拡張性(スケーラビリティ)・安全性を担保します。Astar zkEVMにはグローバルの様々なWeb3ツールが対応され、ガスレストランザクションやアカウントアブストラクションなどマスアダプションに向けたソリューションが提供されていく予定です。